◇■ヘアケア何でもQ&A 脱毛予防編■◇

Q.頭皮の硬さと頭髪にはやっぱり関係あるんですか?自分は生まれながらに髪が 細く、頭皮も硬いんですが?教えてください!

A.脱毛の原因は次のように考えられます。

1.人間の場合毛乳頭の数は各一定だそうです。
つまり、頭髪は生まれてから死ぬまで増減しないと言うことです。毛髪一本一本には独自のヘアーサイクルがあります。
それは毛母細胞が活発に働く成長期、細胞の働きが弱まる移行期、そして細胞の働きが無くなり脱毛へと進む休止期です。
毛髪はこのサイクルを繰り返し行っています。頭髪を10万本と仮定すると一日約80本前後の脱毛数は正常範囲で、
人間の生理現象と考えられます。  何故、頭髪は薄くなるかと言いますと、遺伝、男性ホルモン、自律神経失調症、
等により頭髪のヘアーサイクルのパターンが変化します。成長期の期間が短くなれば細胞の働く期間が短くなり以前より
毛は細くなり軟毛になります。これが繰り返されると毛はどんどん寿命が短くなり細くなって薄毛になります。これが若い年齢
に起こる若年性脱毛症とよばれます。 あるいはなんだかの要因で毛母細胞は活動を停止し、急に脱毛する場合があります
この場合毛根は急に細くなり特殊な形をした毛根が多くなります。その代表的なものが、円形脱毛症です。
その他、脱毛症は様々な要因が重なり未だに原因不明のものが多いのが現実です。

2.処置としてはまず、頭皮を健康に保つと言うことです。その為蜷頭皮を絶えず清潔にし
脂、過剰な皮脂の酸化物やフケを取り除く事です。
正しいシャンプーを行いその後養毛剤や育毛剤(トニック)を使用し、マッサージを続けてください。  
サロンによっては各種器具や器材を使用し、頭皮を診断し、あるいは育毛コーナーをもうけている所もありますので
相談してみて下さい。

3.頭皮の硬さと脱毛に関する因果関係を示すデーターはほとんどないのです。しかし昔から良く言われた言葉ですが
明確には分かりません。ただ、頭皮の堅い前額部や天頂部から薄くなる人が多いので結果論から出た俗説ではないでしょうか。
しかし、頭皮が硬い部分は皮膚に弾力性が無いので、血管が圧迫されるのは事実でしょうね!!


Q. 髪の毛は一ヶ月にどの位伸びるの?

A. 毛髪には、成長期・移行期・休止期といったヘアーサイクルがあります。また太い毛、細い毛、縮毛、年齢、性別等、
様々な要因があり毛の成長速度を確実に測定するのは困難のようです。一般論として、成人では頭髪は一日に0.3〜0.4ミリ。
ひげは0.4〜0.5ミリだそうです。一ヶ月で約1〜1.5センチです。部位による成長速度は普通の人では
天頂部より側頭部の方が早いようで、薄毛になるほど天頂部の成長速度が遅くなりその割合は増加する傾向です


4.毛髪の傷み
Q.枝毛・切れ毛はなぜなるの?

A. 原因は毛髪の乾燥です。或いは先天的な毛質にもよります。毛髪は健康毛では約11〜13%の水分を含んでいます。
それが、過度のヘアダイやブリーチ、パーマ、その他紫外線や様々な物理的科学的な刺激により毛髪は損傷します。
その結果毛髪に含まれる天然保湿因子(間充物質)が流出し乾燥を招きます。
乾燥した毛髪は艶や弾力が無くなりもろくなって、枝毛や切れ毛を生じます・ 処置としては保湿性の高いシャンプーを使用し
正しいシャンプーを行いその後必ずリンスまたはトリートメントを施し毛髪の保湿性を高める事です。

Q. 髪のダメージはどうして起きる?

A. 「髪が傷んだ原因は何?」と聞くと、よく話しにでるのが、「パーマやヘアカラーなどで痛んだ」と言う答えがでてくる事があります。
果たしてそれだけなのでしょうか?確かにパーマなどは髪に対して化学的に作用し、形や色を変えるわけですから、
繰り返し行えば痛んでくるのは当然ですが、それだけではなく、ヘアケア商品や紫外線・・・また、生活環境、シャンプー方法 や
ドライヤーなどの毎日のお手入れの仕方によっても髪は知らず知らずのうちに痛んでいるのです。
セット剤による損傷 石油系界面活性剤、指定成分(アレルギーを起こすおそれのある成分)を使用したものは髪を痛めるだけでなく、
頭皮や肌にも湿疹、カブレを起こす原因になります。紫外線による損傷 紫外線の有害さは周知の事実。
意外と知られていないのが髪に対する損傷度。髪にも紫外線対策を。しかし紫外線吸収剤には湿疹、カブレの原因になる
石油系物質が含まれているものもあります。

5.髪と食べもの
Q.髪に良い食べ物は?

A.毛髪はケラチンたんばく質から出来ています。ケラチンたんばく質というのは約20種類のアミノ酸が結合してできており、
特にシスチンというアミノ酸を多く含んでいるのが特徴です。したがって、毛髪に栄養を与えるためには、アミノ酸を含んだ
たんばく質(大豆、いわし、小魚、牛乳、肉、卵など)をバランスよく取ることがよいわけです。  
こうした食べ物のたんばく質は、胃腸でアミノ酸に分解されて腸壁より吸収され、血液によってからだのすみずみまで運ばれます。
そしてそれぞれの器官に吸収されるのですが、毛髪の場合は毛根の毛乳頭へ毛細血管を通して送られます。  
また、たんばく質だけでなく、ビタミンやミネラルも必要です。ビタミンは皮膚を丈夫にして、フケや抜け毛をふせぐものですが、ビタミンDは抜け毛の後の毛髪の再成に役立つといわれています。パセリ、小松菜、イチゴ、ほうれん草などの野菜類も
たっぶり取りましょうね。その他、リノール酸を含んだ植物性の油は毛髪にツヤを与える効果があるようですので、
落花生、ごま、サラダ油なども適当に取るといいようです。  わかめ、こんぷなどの海草類は、毛髪の栄養分となる
鉄、ヨード、カルシウムが多く含まれており、頭皮の新陳代謝を高める効果があります。特にヨードは若々しさをつくるという
甲状線ホルモンの分泌を促し、毛髪の成長を助けてくれます。 このようにあなたも、食べもにに注意して健康できれいな髪の毛に!


Q.ホルモンのバランスが崩れると、髪はどうなるの?

A. 毛髪とホルモンは密接な関係を持っています。特に男性ホルモンは体毛に関しては促進的な作用をします。
その為男性はひげが濃く胸毛、すね毛等も濃くなります。しかし天頂部に関しては、抑止的に作用することが解っています。
逆に女性ホルモンは体毛には抑止的に天頂部には促進的に作用します。故に薄毛の人に女性ホルモンを作用させると
女性ホルモンを作用させると頭髪は生えてきますが副作用も出てきます。 頭の側頭部や後頭部は後頭部は
甲状腺ホルモンがどうやら関係しているようです。 故にホルモンバランスの乱れは・・・・髪に乱れが出てきてたいへんです。


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